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ノギスでボルトを測る方法|径・長さ・ねじピッチの確認手順

ノギスでボルトを測る方法|径・長さ・ねじピッチの確認手順

こんにちは、測定ナビ運営者のkuniです。

機械修理やDIY、自転車・バイクのメンテナンスで、「必要な交換用ボルトのサイズやネジのピッチが分からない」と困ったことはありませんか?

ボルトのサイズ特定を間違えると、ネジ穴を潰してしまったり、パーツが固定できずに重大な事故を引き起こす恐れがあります。

ノギスを正しく使えば、ネジの「呼び径(外径)」や「首下の長さ」、さらにネジ山同士の間隔である「ピッチ」までを完璧に見極めることができます。

この記事では、ノギスを使ってボルト・ネジの各部寸法を正しく測定し、JIS規格サイズを正確に特定するための手順を分かりやすく解説します!

ボルトやネジを新調したいときや、手元にある規格不明な部品を特定したいとき、どうやって寸法を測ればいいか迷うことはありませんか。

ノギスを使ってボルトの各部を正確に測定できれば、同じものを探すのが格段に楽になります。

この記事では、ノギスでボルトやネジの径、長さ、ねじピッチを正確に測る方法について詳しく解説します。

ボルト測定用ノギスやピッチゲージの選び方にも触れていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

記事のポイント
  • 1ノギスを使ったボルトの外径や首下長の正確等
  • 2ネジのピッチの概念とノギスでのピッチの測等
  • 3ピッチゲージを併用した確実なボルト規格の等
  • 4測定に役立つおすすめのノギスやピッチゲー等

ノギスでボルトやネジを測る方法の基本

ノギスでボルトやネジを正確に測るためには、各部の名称と正しい測定箇所を把握しておくことが重要です。

ここでは、ノギスを使ったボルト外径や長さの基本的な測り方について順番に確認していきましょう。

ボルトとネジの各部名称と測定箇所の概要

ボルトやネジを測定する前に、まずは各部の名称を正しく理解しておくことが大切です。

一般的に、ボルトの頭の部分を「頭部」と呼び、ねじ山が切られている軸の部分を「ねじ部」と呼びます。

ねじ部の直径である「外径(呼び径)」と、頭部のすぐ下から先端までの長さである「首下長」が、ボルトの基本的な寸法となります。

これらを正確に把握することで、必要なボルトの規格を特定する準備が整います。

ノギスを使う際は、これらの測定箇所に対して正しい面を当てる必要があります。

各部名称のおさらい

  • 頭部:スパナやドライバーを当てる部分
  • 首下長:頭部の下からねじの先端までの長さ
  • 外径:ねじ山の最も太い部分の直径

ノギスを使ったボルト外径の測り方

ボルトの外径(呼び径)は、ノギスの「外側ジョウ」を使って測定します。

ねじ山の一番高い部分(山の頂点)同士を、外側ジョウでしっかりと挟み込みましょう。

このとき、ノギスがボルトに対して斜めにならないよう、垂直に当てるのが正確に測るコツです。

測定した数値が「M6」なら約6mm、「M8」なら約8mmというように、ミリねじの規格とほぼ一致します。

ただし、実際の外径は規格の数値よりもわずかに小さく作られていることが多いので注意が必要です。

例えば、M8のボルトを測ったときに7.8mmや7.9mmと表示されても、それはM8ボルトである可能性が高いと言えます。

ノギスでのボルトの首下長や全体の長さの測り方

ボルトの長さを測る場合、基本的には「首下長(くびしたちょう)」を測定します。

頭部が出っ張っている一般的な六角ボルトやなべ小ねじの場合、頭部のすぐ下の平らな面からねじの先端までを測ります。

これもノギスの外側ジョウを使い、頭部の座面とねじ先端を挟むようにして長さを読み取ります。

首下長を正確に測ることで、ボルトが対象物にしっかりと固定できるかどうかを判断できます。

短すぎると十分な強度が保てず、長すぎると底付きして隙間ができてしまうため、ミリ単位での確認が求められます。

長さ測定時の注意点

ボルトの先端が面取りされている場合、その部分も含めた全長を測るのが基本ルールとなります。

ノギスのジョウの先端だけでなく、奥の平らな面を使って挟むと安定して測ることができます。

皿ネジや特殊形状のネジを測る際の注意点

頭部が平らで部材に沈み込む「皿ネジ」の場合、長さの測り方が一般的なボルトとは異なります。

皿ネジの長さは首下長ではなく、「頭部のてっぺんからねじ先端までの全長」を測るのが正しいルールです。

ノギスを使って皿ネジを測る際は、頭部の平らな面と先端を外側ジョウでしっかりと挟んで測定してください。

また、特殊な形状の段付きボルトなどを測る場合は、どの部分の寸法が必要なのかを事前に確認することが大切ですね。

頭部の形状によって測るべき長さの基準が変わることを覚えておくと、部品選びでの失敗を防げます。

内径や谷の径をノギスで正確に測るコツ

ナットの内径や、ボルトのねじ山の谷部分の径(谷の径)を測るケースもあります。

ナットの内径を測るには、ノギスの「内側ジョウ」を使用します。

内側ジョウをナットの穴に差し込み、しっかりと広げて一番広い部分の数値を読み取ります。

一方、ボルトの谷の径を測る場合は、外側ジョウの先端の細い部分をねじ山の谷に当てて測定します。

谷の径は、ねじの強度や加工用の下穴寸法を決めるための重要なデータとなります。

ノギスの先端は鋭利なので、ねじ山を傷つけないように優しく当てて測るよう心がけましょう。

デジタルとアナログ比較アナログピッチ目盛りボルトサイズ測定

ノギスでのピッチの測り方と規格確認

ボルトの外径や長さがわかっても、ねじ山の間隔である「ピッチ」が合わなければ部品を固定することはできません。

ここでは、ノギスや専用のピッチゲージを使ってボルトのピッチを測り、正確な規格を特定する手順を解説します。

ネジのピッチとは?ピッチを測る理由

ネジのピッチとは、隣り合うねじ山とねじ山の頂点同士の距離のことです。

ミリねじの場合、ピッチは「1.0mm」や「1.25mm」といった数値で表されます。

同じM8の外径を持つボルトでも、標準的な並目ねじ(ピッチ1.25mm)と、間隔が狭い細目ねじ(ピッチ1.0mm)が存在します。

これらを取り違えて無理にねじ込むと、ねじ山が潰れてしまうため、ピッチの確認は非常に重要です。

そのため、ボルトを交換・特定する際は、外径だけでなくピッチもセットで測る必要があります。

正確なピッチを知ることで、互換性のある正しい部品を確実に見つけることができます。

ノギスでボルトのピッチを測る手順

ノギスを使ってピッチを簡易的に測る方法をご紹介します。

ねじ山の頂点から隣の頂点までの距離を直接測るのは、ノギスでは難しく誤差が出やすくなります。

そこで、10山分の長さをノギスで測り、それを10で割ることで平均的なピッチを算出するという方法がおすすめです。

例えば、10山分の長さが12.5mmであれば、ピッチは1.25mmということになります。

この方法であれば、小さな誤差が分散されるため、比較的正確にピッチを推測することが可能です。

数え間違いを防ぐため、ノギスの先端を使って一つずつ慎重にねじ山をカウントしましょう。

インチねじのピッチについて

インチねじの場合は、1インチ(25.4mm)あたりにねじ山がいくつあるか(山数)でピッチを表します。

ノギスを25.4mmに固定し、その間にある山を数えることでインチねじの規格を判別できます。

ピッチゲージを使ったより正確なピッチ確認方法

ノギスでのピッチ計算が不安な場合や、より確実性を求める場合は、「ピッチゲージ」の使用を推奨します。

ピッチゲージは、様々なピッチのねじ山形状が刻まれたギザギザのプレートが束になっている測定工具です。

ボルトのねじ山にゲージのギザギザを順番に当てていき、隙間なくピッタリと噛み合うものを探します。

ピッタリと合ったプレートに刻印されている数値が、そのボルトの正確なピッチです。

目視と手の感覚で確実に判断できるため、ノギスよりも素早く正確にピッチを特定できます。

日常的にボルトやネジを扱う方であれば、ピッチゲージを一つ持っておくと非常に便利ですよ。

測った寸法からネジやボルトの規格を特定する

ノギスで外径と長さを測り、ノギスまたはピッチゲージでピッチを確認したら、いよいよ規格の特定です。

例えば、外径が約9.8mm、首下長が20mm、ピッチが1.5mmだったとします。

JIS規格の寸法表と照らし合わせると、外径が10mmに近くピッチが1.5mmであることから、「M10×20(並目)」のボルトであると特定できます。

自動車やバイクの部品などでは、特殊な細目ねじが使われていることも多いため、JIS規格表との照合は必須の作業となります。

インターネット上で「ボルト 規格表」などと検索すれば、簡単に寸法表を見つけることができます。

ご自身の測定結果と規格表をしっかりと見比べて、正しい交換部品を選定してくださいね。

呼び径 並目ピッチ(mm) 細目ピッチ(mm)
M6 1.0 0.75
M8 1.25 1.0
M10 1.5 1.25
M12 1.75 1.25 / 1.5

測定時の誤差を防ぐノギスのメンテナンス

ボルトやネジの寸法を正確に測るためには、測定工具であるノギス自体の精度が保たれていることが大前提です。

ノギスのジョウ(測定面)にゴミや油汚れが付着していると、正しく挟み込めずに誤差が生じてしまいます。

使用前と使用後には、柔らかい布などでジョウの汚れを丁寧に拭き取る習慣をつけましょう。

また、ゼロ点が正しく合っているかどうかも、測定前に必ず確認してください。

デジタルノギスの場合は電池の残量にも注意し、表示が薄くなってきたら早めに電池を交換することをおすすめします。

日々の簡単なメンテナンスが、正確な測定と部品選びの確実性を支えてくれます。

ボルト径が直読できるデジタルノギス


ノギスでボルト・ネジの寸法やピッチを測り方をマスターしよう(まとめ)

ノギスを使ったボルトやネジの寸法、そしてピッチの測り方について解説してきました。

ボルトを新調・特定する際は、ノギスで「外径(ねじ山)」や「首下長」を測り、ピッチゲージやノギスで「ピッチ」を確認することが基本です。

これら外径・長さ・ピッチの3つの数値を正確に把握し、規格表と適合するかどうかをワンセットで確認することが大切になります。

正しい測定ができれば、部品の買い間違いを防ぎ、スムーズな作業を進めることができるはずです。

なお、重要な箇所のボルトを交換する際は、強度区分や材質にも十分配慮する必要があります。

安全に関わる判断につきましては、自己責任での作業とし、不安な場合はメーカー公式サイトの確認や専門家へのご相談をお願いいたします。

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